合気道はどんな武道なんだろう?
≪合気道って?≫
合気道は自分の持つ力を一つにまとめ、効率よく相手を制する武道です。合気道では自ら攻撃することはありません。合気道は調和・和合に目指しているからです。塩田館長は「合気道で最も強い技は自分を殺しに来た相手と友達になることさ」とおっしゃっています。合気道の神髄を表しています。
護身術としての合気道の評価は高く、警視庁機動隊や婦人警官の研修科目として合気道が導入されていることからその実践性も評価されています。
合気道は、年齢・性別関係なく、始め、続けることができます。たとえば、運動経験があまりない方であれば、受身などを多数こなすのではなく、技を通して体を動かすことに重点をおき、稽古します。
≪心技体≫
武道稽古を通して心技体の成長は、相撲・柔道などでも言われることです。私が考える合気道において心技体は次の通りです。
・心の成長とは、争いを生まない心を持つこと。
・技の成長とは、相手に痛みなく苦なく倒すこと。
・体の成長とは、柔軟な関節・自然な体さばきを身に付けること。
稽古内容
初心者は受け身や構えをいった基本から稽古を始めます。そして、基本動作と言われる6つの重要な動作を覚えます。そして、技の稽古は二人一組で抑え技と投げ技の型稽古になります。いよいよ合気道をやっているなという感じになると思います。
基本技約150手をメインとし、応用技や護身術なども稽古していきます。
基本的に、予め用意したメニューで稽古しますが、皆さんからのリクエストがあればその技などを稽古します。合気道の面白さや理合への理解を深めればと思いますので、この技を教えてほしいなどのリクエストを待っています。
通常稽古の流れ
・ 整列正座・挨拶
・ 準備体操
・ 受け身・基本動作など合気道の準備運動
・ 基本技(投げ技・抑え技)
・ 応用技、護身術
・ 整列挨拶・清掃
通常稽古の他、審査稽古・演武稽古があります。
・審査の直前は、受験に関わらず自分の昇級・昇段の技を繰り返し稽古し技への理解を深めます。
・演武大会の直前は、競技演武の規定技を繰り返し稽古し出場予定者は入賞を目指し、出場しない人は3種の技を何度も稽古し合気道の理合を追求します。